リトルカブを75ccにボアアップ(その2)

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前回の記事では元のエンジンのピストン、シリンダー等の分解まで書きました。

リトルカブを75ccにボアアップ(その1)
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今回は新しいピストンにピストンリングを組み付けるところからです。

ボアアップ作業

ピストンリング組み付け

ピストンリングには、トップリング、セカンドリング、サイドレール、エキスパンダがあり、順序や合い口(切れ目)の向きにも指定があるので、説明書を見ながら間違えないように組み付けます。

シリンダーヘッド等のガスケット剥がし

シリンダーヘッドです。OHCエンジンの構造の勉強になりますねー。バルブの分解まではしませんでした。ボアアップに併せてハイカムに変えたりすればいいんでしょうが、今回はカムシャフトの交換なしです。タペット緩めてカムシャフトを取り外してみます。

カムシャフトが出てきました。

古いガスケットをきれいに剥がしていきます。

ピストン、シリンダー等の組立

シリンダーヘッド等のガスケット剥がしが終わりましたので、75ccのピストン、シリンダーを組み立てていきます。ピストンピンは両側のピストンピンクリップで留めますが、片側はあらかじめはめておきます。ロッドに通してからもう片方をラジオペンチでつまんではめていきます。外す時より難しかったです。50ccのピストンは貫通ボルトの間隔より径が小さく、下に垂れますが、75ccは通りません。

実は私、下に垂れ下がった位置でピストンを取り付けてしまいまして、やり直しました(^^;;

ピストンやシリンダー内部にはエンジンオイルを塗ってから、ピストンリングを絞りながら入れていきます。その前に貫通ボルトのノックピンも忘れないように!

ここでも貫通ボルトのノックピンを忘れないように!チェーンガイドローラーを取り付けます。

分解したときと同じ位置に来るようにチェーンとスプロケットを組み込みます。

トルクレンチを使って適正トルクで締め付けていきます。このナットM6は12N・mで締め付け。このトルクレンチは設定トルクになると音がなります。

スキマゲージでタペット調整を行います。

オイルを入れます。

エンジン試運転

ボアアップ完了。さて、エンジンかかるか、、

エンジン掛かりました。よかったー!

エアスクリュー、スロットルストップスクリューの調整をして作業終了です。

ボアアップの効果が感じられるかどうか、、また記事にしたいと思います。

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